塊
数千の粒が、手の中で一つの塊になっています。大きさも重さも粒ごとに違います。 激しく振ると粒はこぼれます——重い塊はゆっくり近くまで、軽い塵は速く遠くまで飛び、 飛んだ粒が他の粒にぶつかって連鎖して弾けます。大きく弾けた瞬間はカメラも わずかに揺れ、少しだけ引きます(酔うほどは動きません)。 速く動かすだけでは散りません——見ているのは速度ではなく加速度なので、 散らすには「振る」という所作が要り、滑らかに動かせば塊はそのまま付いてきます。 振る前にじっと溜めるほど、弾けたときに派手になります。 ここでは何も光っていません。粒は光を遮るので、手前が奥を隠し、 形は陰影と被写界深度から読めます。
カメラ(手)と GPU を使います。映像は端末の外に出ません。